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海外・国内旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「パエリアだけなんて…バルセロナで絶対食べたい『5つの絶品料理』とは」です。美食の国スペインのなかでも、海と山の豊富な食材に恵まれ、食の都として知られるバルセロナ。この街を訪れたら食べずには帰れない料理5選と、おすすめのレストラン&バルをご紹介しましょう。(写真/有賀正博、文/シエスタ 中田瑞穂、監修/地球の歩き方)
日本人は「パエージャ」を何と読む?
1. まずは定番、パエリアとフィデウア
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スペイン料理といえば、まず名前があがるのがパエリア(スペイン語では一般的にパエージャと発音)。発祥はスペイン東部のバレンシア地方で、今ではミックスパエリアやイカ墨のパエリアなどさまざまな種類がありますが、地中海に面したバルセロナではエビやイカ、ムール貝など新鮮な魚介を使ったシーフードパエリアが人気です。
またフィデウアは、米の代わりにフィデオというショートパスタを、魚介のうま味たっぷりのスープで炊いたもの。スペインの夏の定番料理で、ここバルセロナではアリオリと呼ばれるニンニク風味のマヨネーズをつけながら食べます。
パエリアやフィデウアの注文は2人前からというレストランがほとんどですが、バルセロナ港に面した「カル・ピンチョ」では1人前でも注文でき、ひとり旅の方にもおすすめ。シーフード料理には定評があり、特にフィデウアは絶品です。
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2. いろんな味を楽しめる小皿料理タパス
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日本でもスペインバルの流行とともにおなじみとなったタパス。生ハムやチーズなど簡単なものから本格的な料理まで、小皿に盛られたものはすべてタパスと呼ばれます。ビールやワインを飲みながらつまみや前菜として、さまざまな料理をちょっとずつ味わえるのがうれしいですね。
サングリアメーカーが経営する「カサ・ロレア」では、伝統的なタパスをはじめ、パンにさまざまな具材をのせたモンタディート、スペイン人が大好きなパタタス・ブラバス(素揚げしたジャガイモにピリ辛トマトソースをかけたもの)など、シェアできる料理がたくさん揃っています。サングリアは赤、白、ロゼなど数種類あり、飲み比べも楽しめます。
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