投資に役立つ世界の経済ニュースを独自の視点からわかりやすく解説する、チャンネル登録者数50万人、総視聴数9400万回を超える人気投資系YouTuberのバフェット太郎氏。
冷徹な市場分析と鋭い舌鋒で予想を次々に的中させる一方で、その投資スタイルは堅実で実践しやすいと投資初心者から経験者まで幅広い支持を集めている。
そんな同氏の6年ぶりの新刊『投資の教室 人生を変えるマネーマシンのつくり方』(ダイヤモンド社)は、お金を生み続ける「マネーマシン」のつくり方と考え方、新NISAの鉄則や個別株や新興国株、金やビットコインなどの投資の基本を凝縮した一冊だ。その一部を抜粋・編集し、お届けする。
時間の使い方も「複利」が効いてくる
時間について、お金持ちは「時間をつくる方法」を考える一方で、貧乏人ほど「そんな時間はない」と考えます。
たとえば、何かで成功したり成果を出すにはそれなりの時間がかかりますから、忙しい中でも時間を捻出しなければなりません。
世の中は「トレードオフ」で成り立っていますから、何かを得るには何かを犠牲にしなければならないのです。
誰もが睡眠や食事などの時間を除けば、自由に使える時間は1日12時間くらいしかありませんから、その貴重な時間の一部をテレビやゲーム、SNSなどに使ってしまうと、残された時間はほとんどなくなってしまいます。
しかし、貧乏人ほど「リラックスしたり休むことは大切だ」と言い訳して、時間の浪費を止めることはできませんから、永遠に「時間がない」と信じて怠惰な人生を送るのです。
その一方で、お金持ちは目標を達成するためなら、優先順位の低い時間の使い方を簡単に切り捨てます。
時間の使い方を見直すことで、1日2~3時間のスキマ時間をつくり、そのスキマ時間で副業や勉強を続けて、長期的に成果を上げるわけです。
そして、こうした努力は複利のように効いてきます。努力を続けた人と何もしなかった人との間で、10年後、20年後に大きな差となって表れます。
20年後にそれに気づいても取り返しのつかないことになりかねません。
もちろん、家事や育児、介護などに追われて「自分のことなど何もできない」という人もいると思います。
ぼくは先ほど世の中はトレードオフだと言いましたが、家族は人生において何ものにも代えがたい大切な存在ですから、自分の成功やお金を犠牲にするだけの価値はあると思います。
別の言い方をすれば、世の中がトレードオフなら、すべてを手にいれられる人などいないことを意味しますから、今の自分にとって本当に大切なことを見極め、それに対して時間をつくるといいと思います。
(本稿は、『投資の教室 人生を変えるマネーマシンのつくり方』を抜粋、再構成したものです)
バフェット太郎(ばふぇっと・たろう)
投資に役立つ世界の重要な経済ニュースを厳選し、独自の視点からわかりやすく解説する、登録者数50万人のYouTubeチャンネル「バフェット太郎の投資チャンネル」管理人。冷徹な市場分析と鋭い舌鋒で、次々と予想を的中させる投資系インフルエンサー。Xフォロワー35万人。noteフォロワー1.4万人。
個人投資家としては、20代から投資を始め、数百冊の投資本をむさぼり読み、10年間さまざまな試行錯誤を積み重ね、米国株投資にたどり着く。ブロガー・YouTuber活動と並行して堅実な投資を続け、それから数年で数億円の金融資産を築く。
著書に『投資の教室 人生を変えるマネーマシンのつくり方』(ダイヤモンド社)、累計20万部のロングセラー『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』(ぱる出版)がある。
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