これから新NISAを始めようとしている人が最初に陥りやすい「大きな罠」とは?
投資に役立つ世界の経済ニュースを独自の視点からわかりやすく解説する、チャンネル登録者数50万人、総視聴数9400万回を超える人気投資系YouTuberのバフェット太郎氏。
冷徹な市場分析と鋭い舌鋒で予想を次々に的中させる一方で、その投資スタイルは堅実で実践しやすいと投資初心者から経験者まで幅広い支持を集めている。
そんな同氏の6年ぶりの新刊『投資の教室 人生を変えるマネーマシンのつくり方』(ダイヤモンド社)は、お金を生み続ける「マネーマシン」のつくり方と考え方、新NISAの鉄則や個別株や新興国株、金やビットコインなどの投資の基本を凝縮した一冊だ。その一部を抜粋・編集し、お届けする。
今回は、noteやYouTubeのフォロワーの方からよくいただくという質問について、バフェット太郎氏が回答する。
Q1 新NISAは暴落を待ってから始めた方がいいですか?
A1 今すぐ始めてください。
なぜならNISAを始める前から投資理念を否定することになるからです。
そもそも、新NISAは将来の資産形成のためにやるものであり、基本的な理念は「長期」「積立」「分散」投資です。
そして「積立」とは、暴落を待つなどタイミングを見計らって売買をしないということです。
なぜ、積立投資をするのか? ということについては、投資タイミングを正確に計ることなど(ぼくを含めて)誰にもできないからです。
そして、毎月一定額の積立投資をすれば、結果的に割高な局面では株数(口数)を少なく、割安な局面では多く買うことができるのです。
しかし、暴落を待てば、いつまで経っても資産形成を始められず、結果的に割安な局面で買い向かうことができない可能性もあるのです。
また、仮に暴落を待ち、運良く安値で買えてしまった投資家は、その後もタイミングを見計らって買い増すようになります。
つまり、誰にもできないことをやり続けるわけですから、長期的な資産形成がうまくいくはずがありません。
そのため、タイミングを見計らうなどスキルを必要とする投資がしたい場合は、将来のための資産形成ではなく、趣味の投資として余裕資金でやるべきだと思います。
(本稿は、『投資の教室 人生を変えるマネーマシンのつくり方』を抜粋、再構成したものです)
バフェット太郎(ばふぇっと・たろう)
投資に役立つ世界の重要な経済ニュースを厳選し、独自の視点からわかりやすく解説する、登録者数50万人のYouTubeチャンネル「バフェット太郎の投資チャンネル」管理人。冷徹な市場分析と鋭い舌鋒で、次々と予想を的中させる投資系インフルエンサー。Xフォロワー35万人。noteフォロワー1.4万人。
個人投資家としては、20代から投資を始め、数百冊の投資本をむさぼり読み、10年間さまざまな試行錯誤を積み重ね、米国株投資にたどり着く。ブロガー・YouTuber活動と並行して堅実な投資を続け、それから数年で数億円の金融資産を築く。
著書に『投資の教室 人生を変えるマネーマシンのつくり方』(ダイヤモンド社)、累計20万部のロングセラー『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』(ぱる出版)がある。
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