「中学受験の志望校、1月に変更してもいいの?」→専門家が教えるギリギリのタイミング写真はイメージです Photo:PIXTA 

中学受験の入試直前期において、「志望校は変更してはいけない」「初志貫徹が大切」と言われることがある。しかし、昨今は直前期の志望校変更も柔軟に考えるべき場合も増えている。特に1月以降の入試結果や子どもの成長に応じた変更が結果的に有効となることも。幼児から高校生まで教える人気学習塾「VAMOS」の富永雄輔代表の連載第6回は、志望校変更のタイミングや注意点、そして変更に伴う親の重要な役割について解説する。(進学塾VAMOS代表 富永雄輔、構成/ライター 奥田由意)

1月の中学入試が増加中
当日申し込みができる学校も

 昨今の中学受験は1月から多数の日程でさまざまな学校が入試を行っています。極端な話、当日に申込みができる学校さえあります。

 子どもの実力は直前まで上がります。また、1月にあらかじめ受けた学校の入試の結果でも状況は変わってきます。直前に過去問をやっていて、どうしても志望校の問題が子どもに「合わない」、子どもがしっくりきていないということも出てくるかもしれません。

 そうしたことを踏まえて、直前期の志望校の変更はいつまで可能なのか。子どものタイプ別に分けて解説していきます。また、志望校を変えることによって生じる、盲点になりがちな、親しかできない重要な準備についてもお話したいと思います。