【楽天のプロ講師が教える“1年半無収入”からの大逆転ノウハウ】ネットショップを運営した経験はゼロ。なのに、なぜ急にネット通販をするようになったのか? 1日の終わりにワインを飲むのが好きで、その「好き」が高じて、無謀にも仕事をやめて、新たに「ワインを仕事にする!」と決めた。限りある人生、どうせなら「好きなことを仕事にしたい」というだけの理由だった。それが開業して3年後には年商3400万円、5年後には年商6500万円、いまは年商7億円超にまで成長! 開業資金ゼロ・在庫ナシでもOK、さらには週1回(もしくは月1回)パソコンを開くだけでも稼げる方法がある。限りなくゼロに近いリスクで、自分の「好き」を仕事にするノウハウを初公開&全公開した話題の書『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。
成功率を上げる「数字の活用術」
12年の経験でわかった秘訣とは?
ショップを運営して12年になりますが、いつまでたっても、うまくいくことと、いかないことの繰り返しです。
そんななかでも、ある数字に着目することによって、うまくいっているときは、より積極的に攻めに出られますし、うまくいかないときも、マイナスをできるだけ少なくすることができるようになります。
そこで、数字を味方につけることで、「好き」を商品にした事業が成功する確率が格段に高まる方法についてお話ししていきましょう。
成功に向かって逆走しないために
稼ぐショップが見る「数字の秘密」
私は、「貸借対照表」(バランスシート)を理解してほしいとか、「帳簿」を完璧につけてほしいなどとは思っていません。
でも、ポイントとなる数字をまったく見ずにショップを運営してしまうと、「成功に向かって全力で逆走している」ようなことになってしまいがちです。
数字がわかれば、ショップの現状を明確に把握できます。そして、その数字で、これから先を予測することもできるのです。
1年半無収入でも続けられた理由
成功を引き寄せる数字の力とは?
私は、起業してから1年半もの間、無収入だったときも、財務や会計の知識があったため、「あとどれくらいアクセス数が増えれば、どれくらい経営が改善するか」「あといくら売れれば赤字から脱出できるか」というポイントが見えていました。
もしかしたら周りからすると、「もういい加減、やめたほうがいい」と思われていたかもしれませんが、その数字を励みにして、くじけずに続けることができたのです。
「あと10cm掘れば成功」だったのに
数字を知らない経営の落とし穴
私が陥っていた状況は、たとえると砂漠でどこにあるかわからない井戸を掘っていたようなもの。普通だったら、暑いし喉はカラカラになるし、どこをどれくらい掘ったら水源にたどり着けるのかわからず、あきらめてしまうかもしれません。
でも、もしかしたら、あと10cm掘れば水源にたどり着くかもしれない。そこであきらめてしまうのは、なんとももったいない。
それが数字を知っていれば、だいたいの見当がつきますから、焦らずにやるべきことに力を注いで、正しい方向に進んでいけるのです。
※本稿は、『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。