ジョー・バイデン米大統領が2024年の大統領選を巡り、自分なら勝利できたと主張している件で、カマラ・ハリス副大統領が側近や家族などに失望を伝えていることが分かった。事情に詳しい関係者らが明らかにした。ホワイトハウスで任期最後の日々を過ごすバイデン氏とハリス氏の関係に緊張が生じている。ハリス氏は副大統領在任中、バイデン氏と距離を置くことや同氏を批判することに消極的な姿勢を取ってきた。また複数の民主党幹部がこの不人気な大統領と距離を置くよう促したにもかかわらず、ハリス氏はこれを拒否してきた。さらに、6月の大統領選討論会でのバイデン氏のもたつきぶりを受け、複数の民主党議員が同氏に退陣を求めた際や、バイデン氏の機密文書の扱いに関する特別検察官の報告書が同氏の頭脳の明晰さへの懸念を増幅させた際も、ハリス氏は声高にバイデン氏を支持した。