Tripo3Dで3D化する
このイメージをTripo3Dに読み込ませ、Generateボタンをクリックすると、25クレジットを使って3D化が開始される。有料プランでは角度の異なる複数枚のイメージを読み込ませて精度を高めることができるが、無料プランの場合に読み込めるのは1枚のみだ。しかし、筆者の経験では、1枚のイメージからでも、ほぼ問題のない3Dデータが得られている。ただし、全体の形状やポーズがよくわかる正面ややや斜めからのイメージを用意することが重要だ。
この猫のキャラクターのように複雑なものでも、多少の処理の順番待ちのあと、ものの1分ほどで生成が完了するのは驚異的だ。
生成された3Dデータは、目的に応じたファイル形式を選んでダウンロードできるが、3Dプリント用としては「stl」形式を選択する。そして、Downloadボタンをクリックすれば、5クレジットを消費してデータが保存される。ファイル名はTripo3Dによって適宜設定されるので、分かりやすい名前にリネームしておくとよい。
なお、3Dスキャンされたデータは元になった物体のサイズがそのまま反映されるが、写真やイラストからはサイズ情報が得られないため、適当な値が割り当てられている。そこで筆者は、これも無料で使えるTinkerCAD(https://www.tinkercad.com/)という簡単なCADサービスを利用して、サイズ調整を行っている。ここでは、高さが95mmになるように変更して読み込み、改めてstl形式で保存した。