ドナルド・トランプ大統領は31日、米政府は早ければ2月中旬にもコンピューターチップ、医薬品、鉄鋼、アルミニウム、銅、石油・天然ガスの輸入品に関税を課すと表明した。カナダ、メキシコ、中国からの輸入品には2月1日付で関税を発動する方針を繰り返し示してきた。トランプ氏はホワイトハウスの大統領執務室で記者団に対し、「かなり早期に実現するだろう」とし、「2月18日になると思う。鉄鋼に多くの関税を課すつもりだ」と述べた。トランプ氏は、想定している関税は、既存の関税に上乗せする追加関税だとし、インフレ再燃や世界的なサプライチェーン(供給網)の混乱を懸念する声を一蹴した。「関税はわれわれをとても豊かにし、強くするだろう」と述べ、有権者や市場の反応については懸念していないと付け加えた。