ドナルド・トランプ米大統領がガザ地区の再建計画を発表したことを巡り、支持者らの多くも驚きを隠せずにいる。ホワイトハウスは荒廃した同地区を管理することに関し、懐疑的な意見を示している共和党や外交政策関係者らの説得に動いている。トランプ氏の案が賢明ではないだけなく、実行不可能だとの懸念は、同氏の熱心な支持者の間でも拡大。ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は5日、納税者がガザ地区の開発費用を負担することはなく、パレスチナ人の移転は一時的なものになると説明した。またトランプ氏が米軍をガザ地区に派遣することを約束したわけではないとも、改めて述べた。共和党議員らはトランプ氏の就任以来、同氏のほぼすべての動きを称賛し、民主党からの批判に対して大統領を擁護してきた。だがガザ地区の長期所有を提案した今回の発言は、おおむね一枚岩だった党内で珍しい不協和音を生み出している。
トランプ氏のガザ「所有」発言、支持層にも亀裂 非現実的との声も
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