トランプ米政権が一部政府機関の解体を速やかに推し進め、機密性の高い政府データにも踏み込もうとする中、民主党はドナルド・トランプ大統領ではなくイーロン・マスク氏に照準を定めている。エリザベス・ウォーレン上院議員(民主、マサチューセッツ州)は4日、財務省本部の前で開かれた集会に参加し、「わたしの後ろの建物では、イーロン・マスク氏が米国民から権力を奪おうとしている。われわれは抵抗するためにここにいる」と述べた。ウォーレン氏はまた、「米国の全ての道路補修を進めるかどうか、全ての(幼児向け教育プログラムの)ヘッドスタートセンターを開設するかどうか、また世界中のすべての軍事基地が言うとおりに運営されるか、(マスク氏は)決定する権力を欲しがっている」と主張した。
マスク氏に照準、苦戦続く米民主党には「格好の悪役」
活動家は「誰もイーロンを選んでいない」とトランプ氏の盟友に抗議
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