ドナルド・トランプ米大統領は7日、日本製鉄の米鉄鋼大手USスチール買収計画について、完全に所有するのではなく投資するという新たな合意案を支持すると表明した。日鉄が米鉄鋼市場に参入する道が開かれたようだ。トランプ氏は石破茂首相との共同記者会見で「買収でなく投資として実施する」とし、「私は買収を望んでいなかったが、投資は大歓迎だ」と語った。また、日鉄の幹部と来週会合を開き、協議するとした。トランプ氏は米鉄鋼業の強化を公約に掲げ、日鉄によるUSスチール買収案に反対していた。この記者会見では石破氏も、日本の技術がUSスチールに提供されると述べた。新たな合意案の詳細は不明。日鉄の広報担当者はまだコメントに応じていない。