「ホームレスが大富豪になるまで。」も同じ手法を活用

実は、僕たちが運営しているチャンネル「ホームレスが大富豪になるまで。」でも、この手法を取り入れている。

このチャンネルでは、ホームレスだったナムさんが、YouTubeを始めたことによって起こる生活の変化をリアルタイムで発信しており、登録者数は39.6万人(2025年2月8日時点)となっている。

YouTubeの手法は企業にも応用できる

プロセスを見せて「共感」と「応援」を醸成することの重要性は、YouTubeというプラットフォームだけでなく、さまざまな商品やサービスを扱う企業にとっても同じだ。

どんな商品・サービスなのか、どういうスペックを持つかといった定量的な情報発信だけでは、「共感」も「応援」も生じない。

定性的なプロセスを発信する

そのアウトプットや結果の背景にある「定性的なプロセス」を発信していくことで、企業やその商品への共感や好意を醸成することができる。

たとえば、試行錯誤しながら商品やサービスを開発している様子だったり、企業カルチャーや制度改革などにも触れたり、一見すると売り上げには結びつかない側面にフォーカスするといい。

これが企業(商品)のファンをつくり、ブランディングにつながっていくのだ。

※本稿は、『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。