トランプ米政権は、ウクライナへの新たな兵器供与のための資金提供を停止したのに加え、米国の備蓄兵器の供給についても凍結を検討している。米国の現・元当局者が明らかにした。実現すれば、ロシア軍との戦いで重要な時期を迎えているウクライナ軍の戦闘能力は低下する。資金提供はトランプ政権が対外援助を凍結する中、ここ数週間で停止された。一方でウクライナへの武器移転の主要経路を遮断する可能性については、ドナルド・トランプ米大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が会談で衝突した数日後に浮上した。2月28日の両氏による緊迫した会談を受け、米国が西側諸国の広範な同盟から離れる可能性も懸念されている。トランプ氏は3日、ロシアとの戦争が長期化する可能性があるとゼレンスキー氏が発言したことに対して、公然と批判を展開。自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」で、「これはゼレンスキー氏の発言として最悪の声明であり、米国はこれ以上耐えられない!」と投稿した。
米、ウクライナへの備蓄兵器供給の凍結検討
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