ドナルド・トランプ米大統領は5日、カナダからの輸入品に対して発動した関税を巡り、いかなる歩み寄りも拒むそぶりを見せた。米国への合成麻薬「フェンタニル」の流入阻止に向けたカナダの対策が不十分だと主張した。ソーシャルメディアへの投稿で、「カナダのジャスティン・トルドー首相から電話があり、関税について何ができるか尋ねられた。カナダとメキシコの国境から流入したフェンタニルで多くの人が亡くなっており、それが止まったことを確信させるものは何もないと伝えた」と述べた。その上で、「彼は状況が改善していると話した。だが『それでは十分ではない』と私は言った。電話会談は『多少』友好的に終わった! 彼はカナダ総選挙がいつ実施されるのか教えてくれなかった。これは一体どういうことかと不思議に思った。そして、彼がこの問題を権力の維持に利用しようとしていることに気付いた。頑張れジャスティン!」と書き込んだ。