トランプ米政権は、キューバのグアンタナモ米軍基地や他国への不法移民の送還に軍用機を使用することを停止した。複数の国防総省当局者が明らかにした。ドナルド・トランプ大統領は2期目の重点政策として、不法移民の取り締まり強化を掲げている。だが、移民の移送に軍用機を利用すると高コストで非効率的なことが判明したと、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は報じていた。当局者によると、軍用機による最後の強制送還便は3月1日だった。国防総省は4日、向こう48時間で強制送還便の予定はないことを明らかにした。また当局者の話では、6日の移送便は中止された。軍用機を利用した移送便の停止は延長されるか、恒久的措置になる可能性がある。