米政権は、アラブ諸国がまとめたパレスチナ自治区ガザの復興計画を退けた。自身の外交方針を堅持しようとするドナルド・トランプ大統領の姿勢がうかがわれる。トランプ氏はガザ地区から住民を退去させ、米国がガザを引き継ぎ、国際的な観光地に再開発することを提案していた。これを受けて、アラブ諸国は対案作りに奔走。「中東のリビエラ」にするというトランプ氏の構想を受け入れ、ゆくゆくはビーチリゾートを開発することを提案した。だがホワイトハウスはアラブ側の提案に反対し、ガザの破壊状況がひどく、パレスチナ人を当地に引き続き居住させることはできないと主張。さらに、イスラム組織ハマスの武装解除の進め方が明確にされていないと批判した。
トランプ氏、アラブ諸国のガザ復興計画を拒否
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