英語とは縁遠い新潟の片田舎で生まれ育ち、勉強はからっきし苦手。とくに英語は、be動詞も理解していなかった。それでも大学を受験。偏差値38の学部を2つ受験するも、どちらも不合格……。それがいまやネイティブや帰国子女に間違われるほど英語を操り、 チャンネル登録者数100万人突破のYouTube「タロサックの海外生活ダイアリー」でさまざまな国籍の人々にインタビューしまくっている。いったい、どうやって英語力を身につけたのか? 初の著書『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』(ダイヤモンド社)で、“英語バカの壁”を突破する超効率的な勉強法を初公開!
本書より一部を抜粋・編集し、夢を叶えたとっておきの英会話上達法を教えます!

最速で英会話力を高める学習比率
最速で英会話力を高めるには、「インプット3割:アウトプット7割」 の比率で学ぶことがとても重要だといいました。
ボクはよく、
「学んだ単語や文法は、わざとらしくてもいいから、その日のうちに使ってみよう(Use the vocabulary and grammar you've learned before the day is over even if it sounds deliberate.)」
と提案しています。
実際にアウトプットして使ってみることで、脳に効果的に刻み込まれていくからです。
非英語圏の人が英会話が上手な理由
ヨーロッパや南米などの非英語圏に住む人たちは、なんとなくボクたち日本人より英会話がうまいイメージがありませんか?
ボクは、YouTubeの動画で、日本人以外の非ネイティブに
「どうやって英会話を上達させてきたか?(How have you improved your speaking skill?)」
とインタビューしてみました。
すると、多くの人がこう答えました。
「学んだその日のうちに話してみる(I use what I learned in conversation on the same day.)」
覚えた英語はすぐに使う
覚えたばかりの英単語や英文法を使ったフレーズは、はじめて使うとぎこちないかもしれません。
もしかしたら、2回目だってぎこちない。
それでも、3回、4回とくり返し、10回くらいくり返す頃には、完全に自分のものになります。
ボク自身の英会話習得のステップ
ボクも、まだSkypeでリトアニアのYOLAちゃんと英会話をしはじめたばかりの浪人時代は、会話のスタートは、
・「How are you?(調子はどう?)」
・「I'm fine, thank you.(元気です、ありがとう)」
など、教科書で学ぶ定番のフレーズばかりでした。
でも少しずつ、ほかの外国人とも話すようになると、
・「Same as usual.(いつも通りかな)」
・「Not so good.(あんまりよくない)」
という答えが返ってくることがあり、必ずしも「I'm fine.(元気です)」でなければいけないわけではないことに気づきました。
その日学んだことは即アウトプット
そのことに気づいたとたん、ボクはその日のうちに、
「Same as usual.(いつも通りかな)」
などのフレーズをぎこちなくても使うようにしてみたのです。
そして、何度もくり返して、自然に口をついて出てくるようになった頃、お決まりのパターンから脱出することができました。
アウトプットするときは、できれば誰かと話すのがいちばんです。
※本稿は、『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。