円安でも無問題!ゴールデンウィークに行きたい「コスパ最高」な海外旅行先は?ホーチミン市のタンディン教会 Photo:PIXTA

予算15万円~
ベトナム・ホーチミン

 続いて、ベトナム最大の都市・ホーチミンもコスパがいい旅先といえるだろう。モデルプランは3泊4日で、航空券は乗り継ぎ便が7万~9万円ほど、直行便は7万~11万円ほど。滞在費はエコノミーホテルなら5万円前後が目安となる。

 かつてフランス領インドシナ、南ベトナムの首都でサイゴンと呼ばれていたこの都市は、植民地時代に作られた教会やオペラハウスなど歴史的建築物が数多く残っている。そして今年の4月30日は、ベトナム戦争の終結を告げたサイゴン陥落から50年を迎える記念日。市内では祝賀飛行や軍事パレードなどが予定されており、貴重な一日を経験できるだろう。

 何より、グルメも魅力だ。中国やフランスの影響から、飯も麺もパンも美味しい。脂っこくなくハーブの爽やかな香りが特徴だ。実はベトナムは地域ごとに料理が大きく異なり、各地に名物料理が存在する。南部のホーチミンは、生春巻きやパインセオ(お好み焼きに似ている)、ベトナムコーヒーなどの本場だ。市内の名店では、日本の半額以下でお腹いっぱい食べられる。

 昔ながらの市場と近代的なショッピングモールが混在し、おみやげを買う場所にも困らない。自然を楽しみたい人は、日帰りでメコン川のクルーズツアーがおすすめだ。

 ホテルの値段は全体的に安く、欧米系有名ブランドの高級ホテルに割安で泊まることができる。もちろん、ホテル・マジェスティック・サイゴンなど地場の老舗の最高級ホテルもいいだろう。このホテルは、作家・開高健が滞在していたことでも知られる。

 旅行はシティ派で、グルメも観光も買い物も、思う存分に楽しみたい人にぴったりだ。