韓国で50万部の超ロングセラーが発売から7年、いよいよ日本に上陸。韓国で社会現象を巻き起こした『勉強が面白くなる瞬間』。この本を読んで、学生の98.4%が「勉強をしたくなった」と証言! なぜ、勉強をしなかった人たちが勉強に夢中になるのか。10代~70代の世代を超えて多くの人が共感。執筆に8年かかったとされる『勉強が面白くなる瞬間』から、その驚くべき内容を紹介する。
今回は、FP1級を取得したお笑い芸人のサバンナ八木さんにインタビュー。FP1級に受かるには相当の勉強量が必要だったはず。なんと、「勉強のコツが400はある」と言うのだ。では、どのように勉強したのか? サバンナ八木流の勉強法を伺った。(構成/ダイヤモンド社・武井康一郎)

サバンナ八木さんに聞いた「勉強が面白くなる瞬間」とは?

サバンナ八木さんの勉強を続ける2つのコツ

――「レギュラーがなくなったときから勉強をした」とお聞きしています。それから、FP1級を取得。勉強の習慣はありましたか?

 勉強の習慣はもともとなかったですね。記憶力も、めちゃくちゃ悪いです。相方と比べると、3分の1から5分の1程度。覚えるのに時間がかかるほう。そもそも、覚えるのが苦手なんです。

 レギュラーがなくなったときに、将来に向けて、自分なりに発信できるものはないかと考えました。もともと、お金に関することが大好きで、日経新聞も30代から読んでいたんです。

――以前は、毎日2時間、多いときで6時間勉強していたそうですね。勉強を続けるコツはありますか?

 今は、以前ほど、スケジュールに余裕がないので、勉強時間は減りましたが、2つ決めていることがあります。

1.すきま時間を勉強にあてる
2.夜はやらない(21時以降)

 僕は、1日のスケジュールを同じルーティンで過ごしているんです。365日ほぼいっしょ。楽しくないと無理なので、楽しい習慣を夜につくっているんです。21時以降、お酒を飲んだら、もう勉強しないと決めています。

 一般の社会人は「5日働いて、2日楽しい」という感じだと思うんですけど、僕の場合は、1日の中で考えているんです。なので、翌日に持ち越さないし、やりたいことも我慢しない。

――一般的な考えだと、ゲームやスマホなどやりたいことを我慢して勉強しますよね。勉強したから、やりたいことがようやくできるみたいな……。

 それがよくないと、中1からずっと続けてきている「トレーニング」から学んだんですよ。

 トレーニングを止めてしまう人は、だいたい最初は頑張るんです。でも、3日、3週間、3か月と、しんどくなっていくからやめていく。

 ダイエットもそうですよね。「お酒を飲まない」「好きなものを食べない」と我慢してしまう。

 どっかでゴールをつくるものの、そこからリバウンドすると、苦しいイメージだけ残る。結果的に、元にあった体重より増えてしまう人、いっぱい見てきました。

 試験(勉強)も同じ。試験に厳しいイメージをもっているとするなら、どれだけ、いやなことをしないかを考えることです。

 なので、私の場合、勉強は「トレーニング」のやりかたでやっています。