字を大きくすると、頭に入ってくる

サバンナ八木さんに聞いた「勉強が面白くなる瞬間」とは?サバンナ八木
1974年生まれ。京都府出身。ツッコミ担当。「ブラジルの人聞こえますか~!」など1000個以上のギャグを持ち、柔道2段・極真カラテ初段の筋肉芸人としても活動しており、多くの営業やイベントに出演している。2024年には、ファイナンシャル・プランニング技能士1級(FP1級)、一種外務員試験に合格。著書に「未確認生物図鑑」(ヨシモトブックス)、「年収300万円で心の大富豪」(KADOKAWA)などがある。

――勉強のテクニックのひとつに、「字を大きくしたら頭に入ってくる」と、ありました。ひらめきのきっかけは? 実際にどう勉強しているのですか?

 テキストをコピーしてやっていたんですが、いまはタブレットで、文字を大きくしてやっているんですよ。

「単純に文字を大きくすれば、わかるだろ!」と直感で始めました。字が小さいといやなんです。

――やってみて、どうでしたか?

 情報が頭の中に入ってくるし、説明書を見るのが無理でしたが、大きくしたら、1個1個しっかり見られる。わからない箇所があったら、1個1個見ていく。「これ、何だろ?」と思ったら、単語の意味を追っかけていくようになりました。

 わからないことがあれば調べて確認するけど、それが終わったら、だいたい固まりで覚えようとする。ブロックごとで覚えていく感じです。

――たしかに、速読は、一字ずつ追わずに、固まりで見ていきますものね。

自分の勉強のペースを守る

 いま、勉強のテクニックが400ほどあるんですが、勉強法を箇条書きにして、メモにしています。

――「これ、いい!」と思う方法はありますか?

 小3の時、進学塾の入塾テストに落ちました。2回目で受かったけど、ずっと最下位でした。「授業についていけない」「先生の言うことがわからない」、置いていかれる日々。

 小学6年の6月くらいから、テキストを無視して、こたつで自分のペースで1ページずつ読みました。そうしたら、急激にあがって、受験に合格したんです。

 自分なりに分析してみた結果、先生のスピードについていけなかった。「自分のペースで読むと覚えられる」ことにも気付きました。

 自分の特性に気づくことが大事。ついていける子はいいけど、ついていけない子は、自分のペースを守ったほうがいいですね。