米国は、複数のB2ステルス爆撃機をインド洋のディエゴ・ガルシア基地に配備した。これは、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がイスラエルや紅海の船舶への攻撃を停止しなければ、米国による空爆がさらに激しくなる可能性があるという、イランとフーシ派に対する警告だ。米戦略軍の報道官によると、B2「スピリット」爆撃機は今週、米ミズーリ州の基地から派遣された。報道官は、爆撃機は「米国と同盟国に対する戦略的攻撃を抑止、探知し、必要であれば撃退する」ための国防総省の作戦の一環だと述べた。ドナルド・トランプ米大統領がフーシ派に対する作戦を命じたことで、過去2週間で数十回の空爆が行われ、武器施設や指導者らが標的となった。この空爆については、トランプ政権高官らが民間メッセージアプリ「シグナル」上で議論したことで物議を醸している。今回の空爆はバイデン政権時代より激しいものだったが、フーシ派がイスラエルにほぼ毎日行っているミサイル攻撃を阻止できずにいる。