
フォルクスワーゲンでゴルフの次に売れている主力車、パサート。昨年11月に発売になった最新モデルではセダンがなくなってワゴンのみになり、「ガソリン」「ディーゼル」「(ガソリン+)PHEV」の3種類が用意されています。前回、フェルさんはPHEVモデルに試乗して「ソツのない優等生タイプ。後部座席も広くて快適」と評していました。万人受けしそうなクルマですが、それだけに「セダンをなくしてしまって大丈夫なの?」といういう気持ちになるのも確か。今回のインタビューではそのあたりから聞いていきます。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)
宮崎の家、軽い内装工事のつもりが床も壁も天井も工事することに……
みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。
週末は宮崎で過ごしておりました。今回の旅の主たる目的は、改装工事中の“宮崎の家”の視察にあります。

当初はリビングとダイニングを分ける壁をブチ抜いて、壁紙を張り替えて……と軽い内装工事程度に考えていたのですが、フェル家の不動産全般を見てくれている“名前を出したがらないMくん”は、「全部引っ剥がしてイチからやらなきゃ絶対にダメ。言うことを聞かないなら、俺は降りる」と強硬意見。結果、床も壁も天井も、更には屋根も葺き替える大工事に。

工事箇所が増えればそれだけカネがかかる。出費はできる限り抑えたいのが本音です。しかし、土地建物に関して、Mくんのアドバイスが外れたことは一度もない。
渋々彼の言われたとおりにしたのですが、開けてビックリ玉手箱。屋根の一部が腐って雨漏りが発生しているわ、床の一部はビー玉が転がるほど歪んでいるわ、壁は曲がっているわ、と不具合大行進です。経年劣化というよりも「もともとの工事がザツ過ぎる」とのことでしたが、見てくれだけの内装工事でお茶を濁していたら、後々エラい目に遭うところでした。
いや、プロの言うことは聞くものです。ありがとうMくん。5月の連休前の完成を目指して、工事は着々と進んでおります。
サーフィンは諦めて海辺をジョギング
せっかく宮崎に来たのだから波乗りも楽しみたい。もちろん海にも行ったのですが、うねりが一切入らない連日の完全な丸ボウズ。諦めて海沿いの道を軽く走ることにしました。

夜は街に繰り出して、釜揚げうどん 戸隠本店の猪野夫妻と食事をしました。

ということで本編へとまいりましょう。
今回お送りするのは、フルモデルチェンジを経て“ステーションワゴン一本勝負”となった、新生フォルクスワーゲン「パサート」のインポーターインタビューです。