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フェルディナント・ヤマグチ
そりゃ爆売れするわ…社内で反対論も出たジムニー「5ドア」化、ノマドが継承した〈本質〉と背負った〈代償〉
「ジムニーは3ドアで完結している。5枚ドアなど造るべきではない」。発表からわずか4日で受注5万台、異例の大ヒットとなったジムニーノマド。だがそのメガヒットの裏には、社内の激しい葛藤と、開発責任者が明かした「軽さこそ正義」という意外な本音が隠されていた。八ヶ岳のプロユーザーも太鼓判を押す、5ドア化の知られざる舞台裏に迫る。

通常、新車は「発表→試乗→購入検討」の順で世に出ます。しかし、あまりに人気すぎるクルマは、時にこの順番が狂ってしまうことがあるのです。発表からわずか4日で受注停止、5万台という異例の注文に飲み込まれ、試乗会は1年半越しの“事後報告”になってしまったのが、スズキ・ジムニーノマド。希有な経緯をたどったこのクルマ、実際のデキはどうなのか?市街地の試乗記は1年半前にお届けしているので、今回は富士山麓の本格オフロードコースに行って、デコボコなオフロードを走破。その実力をたっぷり確かめてきました。

日産の最新EV「リーフ」で行く、片道1320kmの東京-宮崎検証ドライブ。日本列島を台風が直撃、悪天候に悩まされ思うようにいかなかった行きの行程の詳細や、「心理的航続距離」の重要性については、前回詳しくお伝えした通りです。今回掲載するのは、帰りの1320kmを走ってわかったこと。行きの反省と実際に走って得た知見を生かし、「腹をくくってギリギリまで充電しない」と決めて宮崎を出発したフェルさん。リーフ搭載のナビは「宮崎→東京、充電は2回で済む」というけれど、実際にはChatGPTと相談しながら5回充電することになったのだそう。なぜそんなことになったのか?そして、EVが日本社会に普及するために解決が必須で、実際に超・長距離を走って気付いた「日本のEVの本当の課題」とは?

「フェルさん、新型リーフで宮崎まで走ってみませんか?」日産広報・伊藤氏のにこやかな挑発から始まった、片道1320kmの検証ドライブ。「残量はあと5%まで引っ張ってから充電するのが一番効率的です」。日産エンジニアの理論は正しい。だが深夜の豪雨の中、見知らぬ一般道でメーターの数字がジリジリ減っていくのを見る恐怖に、正論は何の役にも立たなかった。新型リーフで宮崎まで1320km。台風という悪条件のロングドライブで判明した、EVの真の課題とは?

新潟・糸魚川の工場で出迎えてくれたトーヨーリトレッドの高瀬社長は、リトレッド(更生・再生)タイヤのメリットをバリトンボイスで語り尽くす。エコ、コスト、安全……ところが話を聞くうちに、その完璧なプレゼンの「矛盾」に気付いたフェルさん。技術的には可能なのに、なぜタイヤの寿命を新品同様にしないのか?長持ちさせない意外な理由とは……。

荷物を載せてほとんど毎日超・長距離移動するトラックや、工場や現場の間を数え切れないほど往復するダンプカー……「働くクルマ」は想像以上に重い荷物を積んで長距離を走るため、タイヤの交換サイクルは乗用車よりも早くなり、タイヤ代も乗用車の比にならないほど高い。タイヤ代はそのまま会社の収益を左右するのです。実は大型トラックの世界には、新品よりも安く、しかも環境にも優しいタイヤが存在します。しかし日本での普及率は約2割、米国の半分以下なのだとか。そんな「いいもの」がなぜ広まらないのか?「エコなタイヤ」の製造現場を見学してきました。

航続距離、充電時間、加速の勢い……とかく「数字」で語られることが多い電気自動車(EV)。しかし3代目リーフがこだわったのは、スペックには現れない使い勝手の良さを磨き、「日常の足」として使いやすいクルマに仕上げることだった。EVを16年造り続けてきた日産が次に目指すのは「『どこまでも行けるクルマ』ではなく、『どこまでも行きたいクルマ』にすること」だという。リーフの新しい開発責任者は、長らく電子電装を専門にしてきたエンジニアであり、「AIを今後どうクルマに実装するかが大事だ」と話す。「フューチャースタンダードEV」、日産が描く“未来の普通”とは何なのか?

2010年、世界に先駆けて量産型電気自動車として登場・販売された日産「リーフ」。16年EVを造り続け、地球70万周分の走行データを積み上げた日産が3代目リーフで重視したのは「日常の足として、安心して乗れるEVにすること」でした。リアルなバッテリー残量表示、Googleマップとのリアルタイム連携、冬場でも高速に充電できるようにするためのバッテリー制御……試乗では見えてこない、見えない造り込みの部分を開発責任者に聞きました。

2010年、世界に先駆けて量産型電気自動車として登場・販売された日産「リーフ」。あれから16年、EVをめぐる世界&日本の環境は大きく変わりました。さまざまなメーカーがEVを出すようになった今、他社製EVとリーフの違いとは?新型リーフを開発するにあたり、エンジニアがこだわったポイントとは?3代目開発責任者に聞きました。

2010年デビュー、日本のEVの先駆者でもある日産「リーフ」。そのリーフが3代目に進化しました。走り心地は?使い勝手は?首都高を試乗してチェックします。リーフは、その表示が正確だった。もちろん走り方によって電費は変わる

スズキ初の量産BEV(バッテリーだけで走る電気自動車)「e VITARA」。実際に乗ってみたフェルさんの感想は「これは本当にスズキのクルマなのか?」だった。なぜトヨタと共同開発したのか。なぜ日本ではなく、インドで造ることにしたのか……開発者の話を聞き進めるうちに、このクルマがどこまでも“スズキらしい”理由が見えてきた。

「これは本当にスズキのクルマなのか……」スズキ初の量産型バッテリーEV「e VITARA」の試乗中、フェルさんが何度もそう呟いたという話を前回お送りした。とてもよくできたクルマである半面、スズキにしてはとても「大きく、重く、そして高い」と感じたからだ。どのような意図でこうしたクルマができたのか?e VITARAの開発者に直接話を聞いたところ、その答えは意外なコメントの連続だった。

スズキが初の電気自動車を出した。その名は「e VITARA(イービターラ)」、値段は実に500万円!電気自動車だから車体も当然重くなる。これまでの「安い、軽い」イメージを覆す、e VITARAとはどんなクルマなのか?乗り心地を試すため、首都高を走るフェルさんの頭に何度も浮かんだ言葉は「これってホントにスズキなの?」だった。何に驚いたのかというと……。

2007年デビューから19年がたつデリカD:5は、2025年に大幅改良を行いました。この時採用されたのが「S-AWC」。これによって悪路や雪道など滑りやすい路面や、雨の高速道路などの状況でもクルマが安定して走れるようになるのだそう。いったいどんなことをしているのか、開発者に聞いてみました。前ヨタでは前回に続き、深セン続報をお届け。深センの4輪&2輪のEV事情、日本からすると相当びっくりしますよ。

発売から19年、フルモデルチェンジゼロ。にもかかわらず、三菱デリカD:5は2025年度に過去最高の販売台数を叩き出した。なぜこのクルマは古びないのか。デリカのファンは、どこを魅力に感じて乗り続けているのか?開発者に聞いていきます。なお今週は本編に入る前に、深セン訪問記を掲載。合わせてどうぞ!

デビューから19年たっても、フルモデルチェンジはゼロ~それでも今年、過去最高の販売台数を記録したのが、三菱の4WDミニバン「デリカD:5」だ。初代iPhoneと同い年のこのクルマは、なぜ変わらず……いや、どんどん売れているのか。試乗してわかったその魅力とは。

シトロエンの屋台骨、「C3」。試乗記でフェルさんは、その魔法の絨毯のような乗り心地の良さを絶賛していました。しかし私(担当編集)がシトロエンと聞いてまず思い出したのは「ベルランゴ」の試乗記です。東京-宮崎往復の1800kmという超ロングドライブ。乗り心地がよくて長距離乗っても疲れない、快適快適……と高速道路を走っていたら、突然ウインカーが点かなくなってしまったのです。前回記事の最後、フェルさんはこう聞きました。「シトロエンに限らず、『フランス車は壊れる』という残念なイメージが依然としてあります。シトロエン特有のトラブルはありますか?」このぶしつけすぎる問いに、ステランティスジャパン・中山さんはどう答えたのか……?

シトロエンのブランドのど真ん中にあるクルマ、それが「シトロエン C3」。魔法の絨毯の如き乗り心地の良さは、前回の試乗記に書いた通り。実はこのクルマ、欧州では全販売台数の3分の1を占める“金看板”であり、インドやブラジルにまで戦線を広げる“先兵”でもあるのです。そしてちょっと驚くのは、いまどきスイッチではなくキーを回してエンジンをかけるクルマであること。矛盾を矛盾のまま包み込むシトロエンというブランドの面白さを、インタビューを通して探っていきます。

フランス車に乗っているという方は、日本ではあまり多くないのではないでしょうか。「オシャレだけどクセが強そう」「壊れやすいんでしょう」といったイメージで敬遠している人もいるかもしれません。今回お届けするのは、シトロエンの新しい「C3」試乗記。実際に乗ってみると驚くほど乗り心地がよく、長距離走っても疲れないというのです。その秘密はどこにあるのでしょうか?

昭和の時代からずっと売れ続けてきたスーパーカブ。初代のパッケージを考えたのはあの本田宗一郎氏であり、驚くことに70年経った今もほとんど変わっていません。「俺の代でカブを変えてやる」――ホンダの歴代社長が口を揃えてそう宣言し、そして誰一人として成し遂げられなかったといいます。なぜ70年近く、あの車体は変わらないのか。そしてカブは将来どうなっていくのか?開発責任者にじっくり話を聞いてきました。
