
三菱自動車のフラッグシップSUV「アウトランダーPHEV」。前回の試乗記事でフェルさんはその乗り心地を絶賛すると共に、「2021年発売の3代目が、早くも大幅改良」「最大の変更点はバッテリー」とも書いていました。しかも三菱自動車に確認したところ、3代目はずっと売れ行きも好調だというのです。売れてるクルマをたった3年で大幅改良、しかし見た目はほぼ変わらず、という今回のマイナーチェンジ。いったいなぜ、そしてどこがポイントだったのか?その理由と答えはかなり意外なものでした。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)
俳優・大鶴義丹はバイクも直せる
みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。
この週末は、林道俳優・大鶴義丹くんと連れ立って、オフロードバイクに乗って来ました。義丹くんのバイクは彼の所有するハイエースの車内に積み、私のバイクは牽引するトレーラーに乗せ、一路千葉県某所へ。バイク仲間が資金を出し合って山の中の大きな私有地を借り、プライベートのオフロードコースを運営しているのです。

最近彼は舞台の仕事が多く、毎月のように舞台に立っています。役が変わるたびにセリフを覚えるのはもちろん、人格もガラッと変えなければいけません。頭と身体の切り替えが実に難しい。いや、役者さんというのは大変な仕事です。
4月11日から日本橋の三越劇場で「G7」という舞台が始まります。G7とはもちろん「Group of Seven」のこと。トランプさんに揺さぶられてガタピシする参加諸国と欧州連合。なんとタイムリーな演目でありましょう。
と、意気込んで千葉に乗り込んだのは良いのですが、どうもバイクの調子が悪い。走っていてもパスパスと上のフケが悪かったり、突然エンストを起こしたりする。「あ、こりゃ間違いなく燃料フィルターだよ」と。言うが早いが、工具を取り出しバイクの分解を始めるではありませんか。


タンクの燃料を全て抜いて、中から燃料ポンプを引き出します。フィルターを外して口をつけて勢いよくプッと息を吹き込むと、中からドロっとヘドロのような汚泥が出てきました。「ほら、やっぱりこれだ」

修理は完了しましたが、あくまでも応急処置。山中アタックの最終にエンストを起こしてしまうとシャレになりませんから、その日はコース所有の125ccを拝借して山に入りました。

充実した一日でありました。楽しゅうございました。
ということで本編へとまいりましょう。
今週から、三菱アウトランダーの開発者インタビューをお送りします。