【高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格!】――しかも、首席合格とわずか3点差のほぼトップ合格! 『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)の著者は、中学3年生のときに「東大合格」を宣言。高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格を目指したけれど……全国模試は「偏差値45」。そこで、徹底的に「国語」鍛えるという“大逆転の勉強法”を編み出す。勉強の大半を「読書に費やす」という常識外れの戦略で、全科目の成績が軒並みアップ! すべての科目は結局、国語の力がモノをいうことがわかった。コスパとタイパを徹底し、四コマ漫画や恋愛ゲームで楽しみながら学力を高める方法から勉強への合理的なモチベーションの高め方までを徹底指南。超★実践的な成績アップ法を初公開する。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

勉強を、いったんやめるという決断
通常、不合格になった受験生は即座に猛勉強を始めるものかもしれませんが、父親の助言にもっともだと納得した僕は、いったん勉強を一切やめることにしました。
その代わりに4カ月間、東大に落ちた翌日から脇目も振らず「読書」に励んだのです。
読書に集中した理由は「国語力の強化」
読書に特化した最大の理由は、明らかに国語の低得点が足を引っ張っていたから。
加えて、日本史などほかの教科に関しても、読解が不十分で伝え方も稚拙だったという反省があり、国語力を高めたいと思ったのです。
1日11時間、哲学書を読み漁った日々
読書は哲学書を中心に1日11時間を費やしました。ドイツに住んでいたということもあり、ニーチェやヴィトゲンシュタインといったドイツにゆかりのある哲学者の本を多く読みました。
記号論で知られるソシュール、日本の政治学者・丸山眞男などの著書も読みました。ジャンルや難易度にこだわらず、本当にいろいろな本を読んだのです。
4カ月で200冊、読書で育った国語力
1日11時間も読書に励んでいたので、平均的には1日2冊、4カ月で200冊ほど読みました。
難しい内容の本が多く、むしろ読む前よりも読んだ後のほうが、疑問が増えるような状態でしたが、それまで読んできた文章とはレベルの違う文章に数多く触れたことで、国語力はかなり高まったという自覚がありました。
読書漬けの春を経て、満を持して受験勉強再開
季節が春を過ぎて夏を迎え、本格的な模試シーズンが始まるタイミングになり、読書をある程度切り上げると、満を持して受験勉強へと切り替えました。
驚きの変化――国語以外の成績が爆上がり!
受験勉強を再開した僕は、面白い変化に気づきました。4カ月間、国語以外の勉強をほとんどしていなかったはずなのに、国語以外の科目の成績が爆上がりしたのです。
過去問を解いても、読解力もアウトプット力も格段に高まっていて、正答率もみるみる上昇しました。
問題の理解力が深化して“無双状態”に
問題の理解度が深化したおかげで、いずれの科目も“無双状態”となったのです。その結果、2度目の東大受験では、トップと3点差で合格できたのです。

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※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。