【高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格!】――しかも、首席合格とわずか3点差のほぼトップ合格!『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)の著者は、中学3年生のときに「東大合格」を宣言。高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格を目指したけれど……全国模試は「偏差値45」。そこで、徹底的に「国語」鍛えるという“大逆転の勉強法”を編み出す。勉強の大半を「読書に費やす」という常識外れの戦略で、全科目の成績が軒並みアップ! すべての科目は結局、国語の力がモノをいうことがわかった。コスパとタイパを徹底し四コマ漫画や恋愛ゲームで楽しみながら学力を高める方法から勉強への合理的なモチベーションの高め方までを徹底指南。超★実践的な成績アップ法を初公開する。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【偏差値45→完全独学】東大合格を信じた僕に訪れた“まさかの結末”Photo: Adobe Stock

高校にも塾にも通わず、東大トップ合格を目指す

 僕は中学を卒業すると、普通ではない手段で、東大トップ合格を目指すことにしました。

 高校にも塾にも通わず、独学で東大トップ合格を目指すと決めたのです。

 高校で画一的な教育を受けるより、1人で学んだほうが、いまでいうところのタイパ(タイムパフォーマンス)が高いと、中学生ながらに考えたからです。

周囲の反対、でも両親は応援してくれた

 日本人学校の先生たちは、校長先生も含めて全員大反対でした。

 もっとも、両親は理解して応援してくれました。そのお陰で、中学生のわがままを押し通せたのです。

「どうやって学ぶか」を追求する日々へ

「中学を卒業したら高校へ通う」という一般的な教育システムから外れた結果、僕は徹底して「どうやって学ぶのが合理的かつ効率的か」を追求するようになります。

 そこで試行錯誤しながら編み出した“独自の勉強法”のエッセンスは、拙著『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』の随所にちりばめられています。

勉強そっちのけ、ゲーム漬けの毎日

 ただ、中学を卒業して独学を始めた最初のうちは、時間が自由に使えるのをいいことに、ゲーム三昧の日々を送ってしまいました……。

 そのため、高校1年生の12月まで(僕は高校には通っていませんが、これ以降も便宜上、高校の学年に換算して説明します)、勉強らしい勉強をしていなかったのです。

模試で偏差値45、東大が遠すぎる…

 そのせいもあって、高1の冬に受けた全国模試では、「偏差値45」という自分でも信じられない結果となりました。

 東大トップ合格なんて、夢のまた夢……とても東大を語れるレベルではありません。

東大模試でもまたしても偏差値45

 そこから奮起して勉強を始めましたが、高校2年生の冬に受けた東大模試でも惨敗。

 全国模試と違い、東大を目指す高校生が受ける模試なので、母集団の学力レベルが高いという事情はありますが、それでも「偏差値45」という東大合格にほど遠い結果だったのです。

勉強法の歯車が噛み合い始めた!

 しかし、それ以降は自分なりに知恵を絞った勉強法の歯車が噛み合うようになり、偏差値が徐々にアップ。

 東大にトップ合格するという自信が芽生えてきました。

合格発表の日、最前列で待ち構えた僕

 そして、東大受験を迎えます。手応えは上々。東大で行われた合格発表の日は、最前列に陣取りました。

 現地での合格発表の前にオンラインで合否はわかるのですが、合格しているという確信しかなかった僕は、ネットもチェックせず、最前列で吉報を待ち構えたのです。

まさかの結末――「マジか……」

 最前列に並んでいるのは、「合格する」という確信がある受験生だけ。テレビカメラも歓喜の瞬間を捉えようとスタンバイしています。

 ところが、結果はまさかの不合格。口から「マジか……」という言葉が思わずこぼれ、落胆してしまいました。

※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。