楽天のプロ講師が教える“1年半無収入”からの大逆転ノウハウ】ネットショップを運営した経験はゼロ。なのに、なぜ急にネット通販をするようになったのか? 1日の終わりにワインを飲むのが好きで、その「好き」が高じて、無謀にも仕事をやめて、新たに「ワインを仕事にする!」と決めた。限りある人生、どうせなら「好きなことを仕事にしたい」というだけの理由だった。それが開業して3年後には年商3400万円、5年後には年商6500万円、いまは年商7億円超にまで成長! 開業資金ゼロ・在庫ナシでもOK、さらには週1回(もしくは月1回)パソコンを開くだけでも稼げる方法がある。限りなくゼロに近いリスクで、自分の「好き」を仕事にするノウハウを初公開&全公開した話題の書『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。

【稼ぐ人は知っている】すぐに実践したくなる行動直結型の「数字思考」Photo: Adobe Stock

限界利益率で「目標収入に必要な売上」がわかる

 限界利益率は、全体でいくら売り上げれば、希望する自分自身の収入を得られるのかがわかる指標にもなります。

 たとえば、副業で自分自身の収入として毎月30万円を得ることを目指したいとします。

固定費ゼロ・原価率70%のケース

 とりあえず自宅で、自分ひとりでショップを運営するとして、家賃や人件費などの固定費がかからないとします。そして、ワインのように原価率70%の商品を販売すると仮定しましょう。

 変動費が売上原価だけだとすると、限界利益率は「1-70%」で30%になります。ほしい収入が30万円で、固定費が0円だとすると、限界利益が30万円になる売上高がわかればいいのです。

損益分岐点から逆算する

 つまり、固定費30万円の場合の損益分岐点売上高を導くことと同じなので、

固定費(目標収入)÷ 限界利益率 = 損益分岐点売上高

 つまり目標収入30万円÷限界利益率30%=目標売上高100万円となるわけです。

固定費がある場合の計算式

 もし、固定費(家賃と人件費)が20万円発生したとすると、先ほどの固定費(目標収入)に20万円を足せばよいので、

(目標収入30万円+固定費20万円)÷限界利益率30%=目標売上高167万円

 と導き出すことができます。

収入100万円を得たい場合は?

 同じように原価率70%の商品で、たとえば100万円の収入がほしければ、

 目標収入100万円÷限界利益率30%=目標売上高333万円

 となります。

数字を知ることで、行動が明確になる

 もちろん、目標売上高がわかったとしても、実際にはそれが達成できないことがたくさんあります。

 とはいえ、たとえば「100万円の収入がほしい」と思いながら、数字について何も知らないと、「なんとなく売れているのに、儲かっていない?」という曖昧な状況に陥りがちです。

 ところが「月333万円売れば、自分が理想とする収入になる」と明確にわかっていれば、

「今の売り上げは月100万円だから、あと233万円売ろう!」
「そのために、あとワインを2330本売ればいい」

 という考えに至ることができます。

やるべきことが見えてくる

 そうすれば、やることも明確になりますし、正しい方向に進みやすくなります。

【稼ぐ人は知っている】すぐに実践したくなる行動直結型の「数字思考」『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より イラスト:カツヤマケイコ
POINT 自分がほしい収入から逆算して目標売上高や販売数量を明確にしましょう

※本稿は、『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。