ドナルド・トランプ米大統領は、日本製鉄と米同業USスチールの合併計画について、対米外国投資委員会(CFIUS)に再審査の実施を指示した。ホワイトハウスは7日、この再審査について、さらなる措置が適切かトランプ氏が判断するのを支援するためだと説明した。新たな審査によって、トランプ政権は両社の取引を完了させられるような契約を策定する柔軟性を得られそうだ。ジョー・バイデン前大統領は1月、CFIUSの審査を経て、国家安全保障上の懸念を理由に合併を禁止した。一方、トランプ氏は2月、日鉄がUSスチールの少数株式を取得することは問題ないとの考えを示していた。両社は今のところコメントに応じていない。