インド当局は10日、パキスタンが停戦合意に違反したと非難した。核保有国である両国はこの数時間前、完全かつ即時の停戦に合意していた。インドのビクラム・ミスリ外務次官は、パキスタンによる停戦合意の「度重なる違反」があったと述べた。「これは本日達した合意に対する違反だ」とし、「軍は適切かつ相応の対応を取っている」と語った。一方パキスタンのアタウラ・タラル情報相は地元放送局へのコメントで、停戦違反を否定した。これより先、ドナルド・トランプ米大統領は米国の仲介による停戦合意があったと明らかにし、インドとパキスタンは停戦合意を発表していた。核が関わる事態に発展する可能性をトランプ大統領が懸念する中、マルコ・ルビオ米国務長官とJD・バンス米副大統領は、事態の沈静化を目指して外交努力を行った。