トランプ米政権は、ハーバード大学に対する連邦予算からの何十億ドルもの助成金を凍結し、非課税資格を脅かし、そして同大のカリキュラムや雇用を意のままにしようとしてきた。今や政府は、抵抗したという理由で、同大を破壊しようと決意しているように見える。何のためにだろうか。これが、この世界的に有名な教育機関の留学生受け入れを禁じるとの米国土安全保障省(DHS)による22日の措置についてのわれわれの解釈だ。それは、ハーバード大生の4分の1に当たる6800人の留学生の将来が、突如として混乱に陥っているということだ。米国の大きな競争上の強みの一つである世界の選び抜かれた秀才たちを引きつける能力に対する近視眼的な攻撃でもある。
【社説】トランプ氏はハーバード大を破壊しようとしているのか
留学生受け入れ停止は世界で最も頭脳明晰な人々を追い払う
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