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「感じのいい人」だと思っていた相手に、ある日突然、足をすくわれる――。親切にしてくれていたのに左遷後は冷淡になった、陰でひどくこき下ろされていた、自分の発言をねじ曲げて噂を流された。そんな「裏表人間」は、あなたのすぐそばにもいるかもしれない。危険人物を見分けるためのサインとは?(心理学博士 MP人間科学研所代表 榎本博明)
裏表の激しい危険人物をどう見分けるか
感じのいい人だと思って気を許したら、あとで痛い目に遭った。良好な関係のつもりでいたら、陰で悪い噂を流されていた。上司のことをあまりに悪く言うので、そんなことないよと言いつつ聞いていたら、こっちが上司の悪口を言ったことにされてしまった――こういうタイプの危険人物に、会ったことがないだろうか。
このような裏表の激しい危険人物は、どんな組織にも生息している。表面的には感じよくしていることが多いので、うっかり気を許し、痛い目に遭う人がとても多い。しかも、裏表の使い分けが非常に巧みで、日頃の様子をよく知らない上司など、裏の顔を知らない立場が上の人に気に入られ、出世していく。
このような人物を、どうしたら見抜くことができるのだろうか?
複数の場面での様子に、作為的・利己的なギャップがある
相手によって言いにくいことはあるものだし、相手によって言葉づかいや態度が多少変わるのはごく普通のことなので、「相手によって態度を変えるから、即、危険な裏表人間だ」というわけではない。
上司に対する言葉づかいや態度と、同僚同士のときの言葉づかいや態度が違っているのも当然のことだ。むしろまったく同じだとしたら、相手との関係性を踏まえた対応ができないという意味で、社会人として問題アリとみなされるだろう。
信用できない裏表人間かどうかを見分ける際に着目すべきは、「あまりに作為的で、利己的すぎる使い分けがみられるかどうか」だ。







