トランプ米政権は、学生ビザ申請者の新たな面接を停止した。米国務省による27日付の通達で明らかになった。政府は申請者のソーシャルメディアの審査など、新たな対応に向けて準備を進めているという。米国への留学を希望する外国人学生は通常、春に米国の大学から入学許可を受け、秋の新学期開始までにビザを取得する必要がある。今回の措置は、学生らにとってこうした忙しい時期に実施されたことになる。面接が中止されたことにより、各国の米領事館などは多くの学生の面接を新学期までに実施できなくなる可能性がある。その場合、学生が入学時期を延期するか、米国留学以外の選択肢を検討する必要が生じる。マルコ・ルビオ国務長官が署名した通達は、「必要となるソーシャルメディアの審査と精査の拡大」に向けた準備を進める中、大使館と領事館に新規の学生ビザ面接の予約を停止するよう命じている。また詳細は国務省からの今後の通達で示されるとし、新たな要件が在外公館にとって追加負担となる可能性にも言及している。