おもちゃで遊ぶときは
タイミングが大切

 猫さんと遊ぶうえで大切なのは、タイミング。眠いときに遊びに誘っても、猫さんは遊んでくれません。爪をといで「さぁやるぞ!」というときや、構ってほしそうにウロウロしているときなど、猫さんが活動的な気分のときに誘ってみましょう。

 それから、大切なのが「根気強く待つ」こと。猫さんは急に全開で遊ばないので、飼い主さんが上手に誘って、遊びたい心に火をつけてあげる必要があります。すぐ反応してくれなくても諦あきらめないで。

 一般的に猫さんはしばらく待ち伏せしてから襲いかかることが多いので、おもちゃを物陰からチラチラと見え隠れするように動かすと、テンションが上がってきます。

 目を大きく見開いておもちゃを見つめ、腰を高く上げて振り始めたら「今から行くよ!」の合図。ひとたび猫さんの心に火がつけば、一気に遊んでくれるはずです。

 遊び始めたら、わざと捕まえさせてあげることも大切です。いつまでも捕まえられないと、猫さんは自信を失って、遊ばなくなってしまいます。3~4回に1度はわざと捕まえさせて、満足度を高めましょう。

 遊び終えたら、ごはんやおやつをあげるのもおすすめです。ライオンやトラなどの猫科動物は通常、狩りをして獲物を捕まえたら、それを食べますよね。それと同じで、狩り(遊び)を終了させたところで、ごはんにしてあげるとよいでしょう。

モフモフしたい…「抱っこ嫌いなネコ」の心を開く「魔法の道具」とは?同書より転載 写真/遠藤貴也