スリスリしに来てくれるのに
「抱っこは拒否」な猫の場合は?

 自分から近づいてきて、ご機嫌なときはスリスリもしてくれるくらい仲よしなのに、「抱っこは断固拒否!」という猫さんもたくさんいます。抱っこについてもアンケートを取ってみたところ、頻繁に抱っこできない猫さんはほぼ半数でした。

モフモフしたい…「抱っこ嫌いなネコ」の心を開く「魔法の道具」とは?
同書より転載 拡大画像表示

 まず覚えておいてほしいのが、すべての猫さんが抱っこできるわけではないということ。そもそも、猫さんは体をホールドされたり、ほかのものに体を密着されたりするのが苦手です。だから、このトレーニングをしてもうまくいかなかったからといって「抱っこさせてくれないのは信頼されていないから」と悲しまないでくださいね。

 そして、このトレーニングは3カ月程度続けるのが目安ですが、なかにはもっと時間がかかるケースもあります。わが家のもんちゃんも、抱っこを許してくれるまで7年近くかかりました(笑)。

 そのくらい根気が必要なので、焦らないことが大切。焦れば焦るほど、猫さんに無理強いすることになり、憧れの抱っこは遠のいてしまいます。

猫にふれるときは
名前を呼んで「いい子」と声かけ

 抱っこトレーニングをおこなう場合、タイミングが大切です。猫さんが興奮して遊んでいるときや寝ているときはNGです。くつろいでいるときであれば、成功体験を積みやすいでしょう。