旅程は「2泊〜3泊」がベスト?
弾丸日程が旅の満足度を高めるワケ

 渡航日程は「短期弾丸」を推奨する。なぜなら短期間であれば仕事の調整がききやすく、経済的にも安上がりで済むから。なにより、そもそも渡航する国が自分に合っているか、訪れてみないとわからない部分が多いから。

 例えば冒頭で紹介した私の両親の台湾旅行。父が喜ばせたかったはずの母からの感想は「まあまあ」というものだった。

 日本に来る外国人の立場でイメージするとわかりやすい。日本旅行を計画する際、京都にも東京にも行ってみたいだろう。北海道や沖縄、せっかくなら富士山も見たくなるはずだ。しかし、これを全部実現しようと思うと、まとまった時間とお金が必要になる。

 せっかくの海外旅行。出し惜しみせずにお金を使うことは否定しない。けれどもし、渡航先の食事が口に合わなかったらどうだろうか。天気が悪かったらどうだろか。現地で風邪を引いたらどうだろうか……。

 私が何を言いたいかと言うと、まずは「お試し」感覚で渡航してみて、その国を気に入ったら機会を改めてリピートすればいいと思うのだ。この方法なら万が一、渡航先がイマイチに感じた場合、浮いたお金と時間を別の渡航先に投資することができる。

 ドバイへは2泊4日で渡航した。いつの日か再び渡航したい。

 本記事をキッカケに3連休ないし4連休を使って、全部込々の予算10万円以下で海外旅行にチャレンジしたい方へ、次の3カ国をオススメしたい(記事末に筆者が撮影した3カ国の画像あり)。

1. 韓国(ご飯が美味しい。体感の物価は日本より少しだけ安め。ビッグマック指数:約573円)
2. タイ(東南アジアのエキゾチックな魅力あり。体感の物価は日本の2/3くらい。同指数:約591円)
3. シンガポール(豪華絢爛で清潔感抜群。ただし物価は日本より高い。同指数:約771円)

 他にも、マレーシア、ネパール、モンゴル、フィリピン、ベトナム、台湾、香港、北京、上海、カンボジア、ラオス、インドなどは同予算内で「余裕」で旅行可能だ。

 エジプト、ドバイ、オーストラリアも射程圏内。ただしユーロ圏は、10万円だと不可能ではないが……。プラス5万円を予算に組み込めれば、日程や観光費用など、ある程度ゆとりのある旅行ができる。