ほとんどの人はチョコレートが大好きだ。ハーシーのキスチョコ、トブラローネ、リンツのダークチョコと、お気に入りは人それぞれかもしれないが。だがカカオ価格が過去最高水準まで高騰する中、その愛の深さが試されている。見えてきたのは、欧州の消費者の方が米国の消費者よりチョコレート愛が強そうということだ。この愛着の違いが世界の菓子メーカーに大きな影響を及ぼしている。米国の甘党を軽んじているわけではない。米国は世界のチョコレート売上高の約4分の1を占め、多くの消費者はチョコレートに思い入れがある。子どもの頃にスニッカーズにかじりつき、M&M’Sをつまんだ記憶や、ハーシーのおなじみの茶色と銀色のホイルを開けた思い出などだ。
欧米のチョコ消費に差、カカオ高騰で浮き彫りに
カカオ価格高騰でもチョコレート消費が堅調なのは、米国より欧州
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