米プリンストン大学にとって、名誉規定(オナーコード)は1世紀以上にわたる大きな誇りだった。この規定が重んじられるあまり、試験中の監督が禁止されるほどだった。学生が「不正をしない」と宣誓するだけで十分と考えられてきたからだ。だがそんな時代は終わった。最大の理由は人工知能(AI)だ。同大教授会は11日、今夏から全ての対面式試験で監督の配置を義務付けることを決定した。1893年の規定導入以来、守り続けてきた方針の転換となる。マイケル・ゴーディン学部長の書簡によると、「教室での試験で不正が横行しているとの認識」のため、「相当数」の学部生や教授が監督の配置を求めたという。ゴーディン氏の書簡によると、AIの普及によって不正が容易になる一方、その発見は困難になっている。また、学生はソーシャルメディアでの「さらし」を恐れて、不正の通報に消極的だ。通報する学生も匿名で行うことが多く、大学による調査は難しくなっている。
米名門大が無監督試験を廃止、AI不正の横行で
プリンストン大学、教室での試験に監督配置を義務付け
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