米トランプ政権の政府効率化省(DOGE)を実質的に率いた実業家のイーロン・マスク氏は3日、ドナルド・トランプ大統領の「大きく、美しい」税制・歳出法案を「忌まわしい」と酷評した。上院が同法案の7月4日までの可決・成立を目指す中、マスク氏は批判を強めている。マスク氏は自身のソーシャルメディアXに「賛成票を投じた者たちは恥を知れ。自分たちが間違ったことをしたのを分かっているはずだ」と書き込んだ。DOGEの事実上のトップを先週退任したマスク氏は、この法案を「大規模で常軌を逸した、利権漬けの議会歳出法案」と呼んだ。この法案は減税をはじめ、低所得者向けのメディケイド(公的医療保険制度)や食料補助策の支出削減を盛り込んだ内容。マスク氏は先月、現行法案では財政赤字を削減できないと指摘していた。
トランプ氏の減税法案「忌まわしい」、マスク氏が酷評
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