筒井道隆の「大学病院の院長」は善人?悪人? クセありそうな新キャラ続出にワクワク〈風、薫る第31回〉『風、薫る』第31回より 写真提供:NHK

今日の朝ドラ見た? 日常の話題のひとつに最適な朝ドラ(連続テレビ小説)に関する著書を2冊上梓し、毎日レビューを続けて12年目の著者による「読んだらもっと朝ドラが見たくなる」「誰かと話したくなる」連載です。本日は、第31回(2026年5月11日放送)の「風、薫る」レビューです。(ライター 木俣 冬)

医療ドラマはテッパン

 第7週「届かぬ声」(演出:松本仁志)ではりん(見上愛)たちの養成期間が終わり、帝都医科大学附属病院で本格的な実習に入る。

 先週の予告に出てきたスター医師の回診行列があったりして、「医療ドラマ」の雰囲気が漂ってきた。

 正直言って、これまで『風、薫る』はドラマとしてややパンチに欠ける印象があった。駆け足展開でどこに焦点を置いていいかわかりにくかったせいもあるだろう。だがもうそんなことはない。病院を舞台に看護婦が様々な患者と対峙していく「医療ドラマ」となれば、ドラマのテッパンだ。

 ここから本格的にドラマは始動する。そんなふうに期待するのはもう何度目だ? いや、今度こそ本当にそうなるはず!

 りんが向き合う最初の患者は足を怪我して入院している園部(野添義弘)だ。野添義弘は、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22年度)の安達盛長役で注目された。三宅裕司率いる劇団SET(スーパー・エキセントリック・シアター)に所属し、殺陣師もやっている頼もしい存在。堤幸彦作品にも多く出演している職人感ある俳優だ。『風、薫る』ではりんに心を開かない患者を演じる。

 患者のほかにも新キャラが続々登場。一気に出てくるので最初にまとめておこう。

 第31回に登場するのは看病婦(看護婦とは呼ばれていない)の永田フユ(猫背椿)、須永ヨシ(明星真由美)、三浦ツヤ(東野絢香)、院長の多田重太郎(筒井道隆)、副院長の渡辺行成(森田甘路)。

 以後、外科教授の今井益男(古川雄大)、外科医助教授の藤田邦夫(坂口涼太郎)、教授助手の黒川勝治(平埜生成)らが控える。

 ほかにも仲間由紀恵をはじめとしてまだまだいるが、それは登場回まで待とう。実はまだりんと直美以外の研修生5人の名前も覚えきれていないのに、こんなに出てきてどうしたもんじゃろのう。