米宇宙開発ベンチャーのスペースXの商業収入が来年、米航空宇宙局(NASA)の予算総額を上回る見通しだ。同社を率いるイーロン・マスク氏が3日、自身のソーシャルメディアXへの投稿で明らかにした。電気自動車(EV)大手テスラの最高経営責任者(CEO)でもあるマスク氏は、これを「興味深い節目(マイルストーン)」と表現した。マスク氏は、2026年のスペースXの商業収入の予想について具体的な数字を示さなかった。ただし、同氏が最近まで関与していた米ホワイトハウスは、NASAの予算を現行の約250億ドル(約3兆6000億円)から26年には188億ドルに削減するよう提案している。また、同じ投稿でマスク氏は、今年のスペースXの収入が約155億ドルに達する見込みであり、うち約11億ドルがNASAとの契約によるものだと述べた。