米新興企業ファーボ・エナジーの地熱発電プロジェクトを1日かけて視察した後、米マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏はこう結論づけた。「感嘆すべきものだ」。連邦議会上院の共和党も賛同するかどうかが、この極めて有望なエネルギー源の開発スピードを大きく左右することになる。テキサス州ヒューストンを拠点とするファーボは、ユタ州南部で世界最大の強化地熱発電プロジェクトに20億ドル(約2900億円)を超える資金を投じている。気候関連のテクノロジーに投資するゲイツ氏の企業、ブレークスルー・エナジー・ベンチャーズが支援するこのプロジェクトは、石油・ガス掘削業者が主導してきた技術進歩を生かして地下の熱を利用する。
ビル・ゲイツ氏支援の地熱発電事業、共和党が命運左右
地熱プロジェクトは連邦議員の間で広く支持されているものの、政府による優遇措置は削減対象になっている
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