トランプ米政権は、ウクライナに割り当てていた重要な対ドローン(無人機)技術を米軍に振り向けている。国防総省のウクライナ防衛に対するコミットメントの低下を反映する動きだ。国防総省は先週、ロシアのドローンを撃墜するためにウクライナが使用している地上発射ロケット用の特殊信管が、現在は中東地域の米空軍部隊に割り当てられていることを議会にひそかに通知した。ドナルド・トランプ大統領は4日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談を行った。トランプ氏によると、先のウクライナによるドローン攻撃にロシア政府は強硬姿勢で対抗せざるを得ないとプーチン氏は伝えた。ロシアとウクライナの停戦が遠のいた格好だ。