イスラエルがイランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師の殺害を計画していたが、ドナルド・トランプ米大統領が反対の意思を示していたことが分かった。米政府高官が明らかにした。同高官は「イランは米国民を殺害したことがあるか? まだだ。そのようなことになるまで、イラン政界の指導者らへの攻撃は論外だ」と述べた。イスラエルは週末、イランの指導者を殺害する機会があると米国に伝えたが、トランプ氏はこれに強く反対し、その意向をイスラエルに伝えたと同高官は明らかにしている。イスラエルが12日にイランへの攻撃を実施して以降、トランプ氏とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は緊密に連絡を取り合っている。ハメネイ師に関するトランプ氏の考えがイスラエルに伝えられたことは、先にロイター通信が報じていた。