国連によると、地球上の全人口の半数が、1年のうち少なくとも1カ月は深刻な水不足に見舞われている。革新的な新タイプの海水淡水化技術がついに、世界の渇きを癒やすのに一役買う段階に入ってきた。その売り文句は「海底に淡水化プラントを設置」だ。1960年代初頭に初めて提案されたこの深海での作業は、強い水圧と、1000フィート(約305メートル)余りの深さにある比較的純度の高い海水の両方から恩恵を受ける。だが、これまでは実行不可能だった。それが可能になったのは、実現につながる技術革新がようやく最近になって製品化されたためだ。そうした製品には、石油・ガス産業から生まれた深海作業用ロボットや、陸上での海水淡水化で現在一般的に使われている高機能の逆浸透フィルターなどがある。
世界の水不足を解決? 有望な新技術とは
深海での淡水化がきれいな水の供給源になりつつある
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