イランとの紛争を続けるイスラエル側のコストが、1日当たり数億ドル(数百億円)に達していることが初期の試算から示された。このコスト規模は、長期戦を遂行するうえで戦闘能力を制約する可能性もある。イスラエル政府にとって最も大きなコストは、イランから飛来するミサイルの迎撃で、専門家らによればこれだけで1日当たりの費用は数千万~2億ドル(約290億円)に達している。また弾薬や航空機も戦費を押し上げており、建物への前例のない被害もこれに追加される。これまでの試算では、建物の再建や修理に少なくとも4億ドルの費用がかかる可能性が示されているという。イスラエル当局者らは、新たな攻撃作戦は2週間続く可能性があると発言。ベンヤミン・ネタニヤフ首相も、イランの核開発計画と弾道ミサイル生産・保有の排除を含む全ての目標を達成するまで、作戦を止める意向を示していない。