米国はイスラエルの防衛力を強化するため急ピッチで動いている。イランの攻撃によりイスラエルが保有する迎撃ミサイルの在庫が減少する中、弾道ミサイルを迎撃可能な軍艦を同地域へ追加派遣している。追加された米海軍の駆逐艦が20日に地中海東部に到着し、同地域にすでに展開している3隻および紅海上の2隻に合流した。これらの艦船はイスラエルに十分近い位置で活動しており、イランが発射したミサイルを迎撃できると、国防当局者は述べた。米国のアーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦の多くは、「SM-2」「SM-3」「SM-6」として知られる各種の迎撃ミサイルを搭載しており、弾道ミサイルなど空中の脅威を撃墜できる。SM-3は昨年初めて実戦で使用され、イランからの攻撃に対応した。これはミサイルが飛行経路の中間段階で、大気圏外にいる間に迎撃するよう設計されている。