ドナルド・トランプ大統領は、イランに対し米国の要求に応じるまで2週間の猶予を与えると表明していた。だが21日の午後、ニュージャージー州のプライベートクラブで数時間後に攻撃を開始する最終承認を下した。「誰も予期していない状況をつくり出すことが目的だった」と政府高官は述べた。軍に対する攻撃命令により、極秘の計画が焦点となっていた作戦が開始された。数時間以内に米軍のB2爆撃機がイランの領空に侵入し、フォルドゥの地下核施設に少なくとも6発の地下貫通型爆弾「バンカーバスター」を投下。米軍の攻撃型潜水艦はイスファハンとナタンズの施設に向けてトマホーク巡航ミサイルを発射した。21日夜のホワイトハウスでの演説で、トランプ氏はこの攻撃を「目を見張る軍事的成功」と呼び、イランの核施設は「完全に破壊された」と述べた。
トランプ氏、イラン爆撃数時間前に最終承認
イランに2週間の猶予を与えるとしていたが、不意を突くことを期待して突如攻撃を命じた
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