米ニューヨーク州政府が大規模な原子力発電所を建設する意向であることが分かった。米国内で大型原発が新たに建設されるのは15年以上ぶりで、原発プロジェクトの認証手続き迅速化を掲げるドナルド・トランプ大統領にとっても大きな試金石となる。キャシー・ホークル知事はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、州の公営電力会社に対し、老朽化した原子炉群に少なくとも1ギガワット(GW)の新規原子力発電を追加するよう指示したと述べた。1ギガワットは約100万世帯に電力を供給できる規模となる。ホークル氏は「ニューヨーク州に進出を希望する企業や居住を希望する人々が、電気料金の信頼性と手頃な価格について心配する必要がないようにしたい」と述べた。