何時にどれくらい、なぜ飲んだか
書き出して見える化しよう

 年々飲酒量が増えている方、飲まないとイライラしたり、不安感に襲われる方、朝や昼など時間帯問わずに飲みたくなる方は、お酒依存の可能性があります。

 お酒を飲むことで快感や安心感が得られるため、脳のドーパミンが刺激され、依存につながります。耐性ができていくので、飲めば飲むほど飲酒量が増えていくこともあります。

 飲まないとイライラしたり落ち着かない方は、ノンアルコールのお酒や炭酸水など、他の飲み物に置き換えたり、飲む量や飲む時間を決めるのもよいでしょう。また、「何時にどれくらい飲んだか」を記録しておいて、定期的に振り返るようにすると、飲酒量を意識できるようになります。

 また、なぜ飲んだかも一緒に記録すると、疲れたから、イライラしたから、なんとなく飲んだなど感情を見える化でき衝動を抑えられるようになってきます。

 飲みたくなったら、ガムを噛んだり、歯を磨いたりすることで飲みたい衝動が落ち着くこともあります。また「お金の節約になる」「翌朝スッキリ目覚めることができる」など、飲まないメリットを紙に書き出して、冷蔵庫やお酒が収納されている場所に貼るのもおすすめです。

 この時期は、ドーパミンを出す食品に依存しがちですが、快楽を得られるのは一時的なもので、反動でさらに依存が進みます。毎日の食事を整えたり、朝日を浴びて体内時計を整えたり、軽い運動をすることで、ドーパミン生成を促しましょう。普段の食習慣を見直してこの時期を乗り切っていきましょう。