米メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者（CEO）は、チャットボット（自動会話プログラム）の「チャットGPT」を開発した米オープンAIから研究者3人を引き抜いた。人工知能（AI）危機の突破を目指し、「スーパーインテリジェンス」と呼ばれる先端AI開発の新プロジェクトに参加させる。事情に詳しい複数の関係者によると、メタはオープンAIがチューリヒに構える研究拠点に所属していたルーカス・ベイヤー氏とアレクサンダー・コレスニコフ氏、シャオフア・ツァイ氏の3人を採用した。3人は昨年、同拠点を設立した。それ以前は、米グーグルのAI部門ディープマインドに勤務していた。オープンAIの広報担当者は、3人の退社を確認した。